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第488回例会報告

488 ATIS活動紹介

 2026416()、首都圏外郭放水路、オフィス東京L2会議室にて、第488ATIS例会を開催しました。リアル形式のみの会議で、45名が参加しました。当日行われた首都圏外郭放水路の施設見学と、株式会社三菱ケミカルリサーチ様によるシンポジウム講演についてご紹介します。

 (1) 首都圏外郭放水路の施設見学

首都圏外郭放水路は、首都圏北部を洪水被害から守るために建設された、世界最大級の地下放水路です。埼玉県春日部市を中心に、周辺河川の増水を地下に取り込み、江戸川へ安全に放流することで、都市部の浸水被害を軽減する役割を担っています。全長約6.3キロメートルに及ぶ地下トンネルや、巨大な調圧水槽などから構成され、そのスケールと高い技術力は「地下神殿」とも称されています。近年では防災施設としてだけでなく、見学ツアーを通じて防災意識を高める学習拠点としても注目されています。

 放水路に併設された龍Q館では、見学のゲートウェイとして、パネルによる機能や役割の紹介を受けました。またポンプやシールドマシン模型の展示に加え、中央操作室の見学を行いました。

その後、各種メディアでも紹介されている調圧水槽(防災地下神殿)に移動して、内部を見学。放水路建設の経緯や高さ18mの巨大なコンクリート柱59本を備えた調圧水槽、内径10.6mの立坑の特徴、稼働した後の土砂の掃除をするブルドーザーの搬入方法などの説明を受けました。

 今回見学した放水路は想像以上の規模であり、首都圏の安全を支える重要なインフラであることを実感しました。

 

(2) シンポジウム講演

株式会社三菱ケミカルリサーチ様によるシンポジウム講演では、講師である阿部 仁様の自己紹介に続き、株式会社三菱ケミカルリサーチ様の事業内容と沿革について紹介がありました。その後、「人材育成(特にリーダー層)について思うこと」をテーマにご講演いただきました。

講演では、①求める人材像とリーダーに必要な力、②リーダー育成に必要なアプローチ、③これまでの取り組み、④採用活動と適材適所の人材配置、⑤現在の取り組みについて、順に紹介がありました。

 「人材像とリーダーに求められる力」としては、構想力、巻き込み力、言語化能力、自己肯定感、協調性、粘り強さなどが重要であるとの説明がありました。「リーダー育成に必要なアプローチ」では、多様な経験による価値観の拡張、レベルの高い業務への挑戦(タフアサインメント)、1on1等のメンタリングによる意識づけが不可欠であることが説明されました。

また、「これまでの取り組み」として、人材育成の観点から、自部門のメンバーに対して、他部門・他組織への異動、幅広い業務経験、専門外研修への参加、社外活動への参画などを通じて多様な経験と挑戦の機会を提供してきたとの紹介がありました。

 その後の質疑応答では、「リーダー候補の採用活動で意識していること」、「昇格を望んでいない部下への対応方法」、「他部門・他組織への異動における課題」などについて質問が寄せられ、活発な議論が交わされました。