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漢民族の漢字に対するこだわり – 元素記号の表記 –

先月の談話室で、江戸時代後期&明治時代初期の「和製翻訳語」の凄さをご紹介しました。
このテーマについてフィードバックをいただきました。ありがとうございました。
その中で、「日本と中国で、おのおの特徴がある」というコメントをいただきました。
たしかに、和製翻訳語は、中国でも使われています。
「還元」「酸化」は、中国語では「還原」「氧化」となっていますが、もともとは日本の翻訳語が由来です。
社会分野での和製翻訳語が中国で活用されているケースが多く、
西周の「権利」「芸術」「科学」「技術」「意識」「知識」「概念」「定義」「命題」「帰納」
福沢諭吉の「自由」「経済」「演説」「討論」「競争」などは、そのまま使われているようです。
ところが、元素記号だけは、中国にこだわりがあるというのです。中国語の元素周期律表をいただきました。下記のようなものでした。
全部の元素記号が「漢字一字」です。そしてその字は新しく作るのだそうです。すごいですね。誰が作るんでしょうかね。また、新たな疑問が生じました。

(M.S.)