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2018年12月例会((株)日立技術情報サービス シンポジウム、賛助会員4社プレゼンテーション)

第407回ATIS例会報告

2018年12月19日、大田区産業プラザPio 4Fコンベンションホール(梅) にて、第407回ATIS例会が行われました。
例会では、 代表幹事報告、続いてシンポジウム、および賛助会員4社の新商品/特異商品紹介プレゼンテーションが実施されました。
まず、代表幹事報告にて会員の入退会状況が説明され、12月1日付で㈱ IPエージェント様が賛助会員として入会した旨の報告がありました。12/19現在の会員数は、正会員31社・特別会員4社、賛助会員11社の合計46社となり、前回から1社増えました。 続いて、今後の例会スケジュールおよび活動計画の概要説明などがあり、新しく賛助会員として入会した㈱ IPエージェント代表取締役 坂本様より、入会に当たってのご挨拶がありました。
また、連絡事項として、キヤノン技術情報サービス㈱のメールアドレス変更について説明がありました。

シンポジウムでは、㈱日立技術情報サービスの西山 和博様より、㈱日立製作所および日立グループ、並びに㈱日立技術情報サービス会社のご紹介がありました。その中で、まず、親会社である㈱日立製作所(1910年創業)の創業精神、日立グループアイデンティティのお話し、IoT時代のイノベーションパートナーとして、グローバル展開を図っている旨のご説明がありました。知財戦略に関するご紹介では、プロダクト事業では競争戦略を、デジタルソリューション事業では協創戦略を取り、プロダクトの競争力強化とグローバルソリューション提供力強化を図っている旨のご説明がありました。次に、㈱日立技術情報サービス(1987年2月設立)の沿革、会社方針についてご紹介がありました。事業内容として、主に調査・分析部門について、研究所、事業部、企画・戦略部門およびグループ会社向けを中心に、特許・技術情報調査、解析、IPランドスケープ提供を通じたコンサルティング業務を通じ経営・事業戦略策定に寄与しているとのご紹介がありました。分析チームの業務内容やIPランドスケープについては、参加者と活発な質疑応答が交わされました。

休憩の後、賛助会員4社様より各社の新商品、セミナー、サービス、事業内容などの紹介がありました。

1社目として(株)RWSグループの南部様より、PatBase搭載の最新分析ツールAnalytics V2について、「サイバーセキュリティ」を事例としてご紹介いただきました。最新分析ツールのマップやグラフの見え方を体験しながら、サイバーセキュリティ技術の全世界を対象とした特許情報について、様々な観点からの解析を見せていただきました。近年のアジア企業の増加が顕著であることや、サブカテゴリでみると、それぞれ強い国、企業があるなど、ツールの特徴を生かした特許情報解析をご紹介いただきました。

2社目は(株)発明通信社の星様より、発明通信社のセミナー事業に関し、新しい試みである「ロの字パッケージセミナー」についてご説明いただきました。10人限定の少数限定のセミナーであり、受講席をロの字形に配置することで、講師と受講者、受講者同士の距離が近く、質疑応答や意見交換が活発になっており、受講者から大変好評をいただいているとのことです。また、女性限定セミナーについても紹介いただき、日頃職場に女性が少ない人たちの良い交流の場になっているとのことでした。最後に恒例の「特許手帳2019年版」争奪戦じゃんけん大会が行われ、盛り上がりました。

3社目は賛助会員になり初プレゼンテーションとなる(株)サン・フレアの山岸様より、特許翻訳業界のサービスについてご紹介がありました。翻訳業界の中での特許翻訳の割合や業界規模から特許翻訳を取り巻く現状についてお話しいただくとともに、業界大手の会社として、知財分野でのサービス内容や取り組みについてもご説明いただきました。更に、社内にシステムエンジニアを抱え、品質管理や効率化などに取り組まれている事や、翻訳以外のサービスとして、英文対応等に関する企業教育、翻訳チェック、及び翻訳対象の日本語に対する翻訳者の観点からのチェックなどについてもお話しいただきました。

後の4社目は、新規に賛助会員になられました(株)パソナナレッジパートナーの西原様、滝田様、中西様より会社概要をご紹介いただきました。人材派遣会社大手の(株)パソナグループとパナソニックIPマネジメント(株)との共同出資の下、2016年4月に知的財産関連サービスを提供する新会社として設立。㈱パソナグループの「特許庁登録調査機関としての調査品質」とパナソニックIPマネジメント㈱の「知財マネジメントノウハウ」を基盤に、知財領域に特化したKPO(Knowledge Process Outsourcing)サービスプロバイダーとしてトータルソリューションサービスを展開、拡大してまいります。今回の会社紹介では、知財戦略全般のコンサルティング事業として、医療関係者と企業の橋渡しとなる「知財情報を活用した効率的なニーズ・シーズマッチング」の取り組みについてのご説明がありました。東京、大阪にあるオフィスは、快適に仕事に取り組めるよう充実した環境を整えていることについてもお話しいただきました。

例会後の懇親会は、同じ大田区産業プラザPio 4Fのレストランコルネットで開催されました。今回は忘年会も兼ねて行われたため、多数の会員の他に招待者としてOBの方々も参加され、大変賑やかで和気藹々とした雰囲気の中、旧交を温めるとともに親交を深める懇親会となりました。