トピックス

  • HOME
  • トピックス
  • 2018年3月例会(JETRO北京事務所 本間部長、特許庁 後谷部長)
  • 活動紹介

2018年3月例会(JETRO北京事務所 本間部長、特許庁 後谷部長)

第399回 ATIS臨時総会例会・例会報告

2018年3月26日、金沢工業大学大学院 東京虎ノ門キャンパスにおいて、第399回ATIS臨時総会・例会が開催されました。

まず、臨時総会において、(株) デンソーテンリサーチ 様が正会員として入会されることが満場一致で承認されました。

例会では、まず、代表幹事より、会員の入退会状況が報告され、 3月22日現在、正会員31社、賛助会員8社、特別賛助会員3社、合計42社となった旨報告がありました。続いて、例会活動・スケジュール紹介、幹事会での各種活動報告、その他、一般財団法人日本特許情報機構(Japio)の特許情報普及活動功労者表彰平成29年度受賞者、特許庁長官賞、一般財団法人日本特許情報機構理事長賞の受賞者の紹介がありました。

続いて、2つの講演があり、まず「中国の知財概況」についてJETRO北京事務所の 本間 友孝 知財部長からご講演頂きました。

講演では、中国における特許・意匠・実用新案、商標等の出願件数、特許登録件数、知財権に係る民事訴訟件数、知識産権法院(知財法院)の概要など、中国知的財産の現状に関する最新の情報をご説明いただき、中国が既に知財大国、訴訟大国となっていること、また、国家戦略として量から質への転換を試みていること等をご紹介いただきました。
また、中国政府による模倣品対策の現状や先取り商標出願対策についても、あわせてご紹介いただきました。

次に、「特許行政の最新の動向」 ~IoT、AIへの対応とアジア・情報政策~ と題して、 特許庁 審査第三部の後谷陽一部長よりご講演頂きました。

後谷部長の講演は、本年で10回目となりました。今回は国内特許出願件数の推移、知財活動費の動向、海外への特許出願動向などのほか、海外、特にインド、タイ、カンボジア、ラオス、ブルネイ、ミャンマー等アジア諸国への協力や日米共同調査試行プログラムなどをはじめとした各国特許庁との連携についてご説明いただきました。さらに、IoT、AIといった新しい技術潮流の中での特許行政の在り方の他、世界最速・最高品質の審査、審査の質の向上、INPIT近畿統括本部の設置、特許査定率の推移、特許料等の減免制度など、最近の特許政について、具体的な事例を含めご紹介いただきました。

両講演とも、参加者の関心の高いテーマであり、活発な質疑応答がなされました。

p>

以 上