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山手の「ドルフィン」 - ユーミンが見た風景「海を見ていた午後」-

下の写真は、ワタクシが最初に購入して住んだマンションから撮った風景です。

1979年9月から12年間、ここで過ごしました。最寄りの駅は、JR根岸駅。駅から坂を上ってきます。「根岸旭台」というところでした。

道路を挟んで、すぐ前(真下)には、『ドルフィン』というレストランがあります。『ドルフィン』は、ユーミンの唄「海を見ていた午後」で有名になったレストランです。

海を見ていた午後」は、1974年10月にリリースされた「ユーミンの2番目のアルバム『MISSLIM』に入っていた曲です。

ソーダ水の中を 貨物船がとおる」という表現がとても新鮮でした。

   

上の写真でも貨物船が見えます。右側には三浦半島が見えます。遠く左側には房総半島も見えます

小さなマンションで、自分が住んでいた最上階の5階は2世帯だけ。自宅の西側は屋上バルコニーになっていて、そこから富士山が見えました。そこに太陽が沈んでいきました。西側も、建物がなく、広々とした空が広がっていました。北側もなにもありません。広大な根岸森林公園が拡がっていました。

この風景を毎日見て過ごしました。

太陽の動きがよくわかり、海の色が太陽の動きにともなって変化しました。発電所の煙突からはLNGを燃やした後の水蒸気が昇り、風の向き、強さ、大気の湿度がよくわかりました。自然を感じながら、毎日を過ごしました。

あれから40年が過ぎようとしています。

ずっと保有していましたが、昨年、このマンションを手放しました。思い出がたくさん詰まっており、この景色を失うのが寂しかったのですが、ほかの人に使ってもらった方が、建物を有効に活用できます。上の写真は、お別れの時に撮影した写真でした。

ユーミンが見た風景。貨物船が通る海の風景は、いまの『ドルフィン』からは見えにくくなっています。昔は、ドルフィンから海の方向にあった建物は「お屋敷」で一戸建てだったのですが、最近になって、開発が進み、マンションが建ってしまったのです。現実は、このルポ↓のとおりです。

http://hamarepo.com/story.php?story_id=5000

 

(M.S.)