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鮨屋でランチ - 粋な時間 –

江戸のファーストフード「鮨」。ランチにぴったりです。ささっとつまんでスッと立ち去るのが粋です。そんな風情が似合うのが「日本橋の鮨屋」。ご紹介しましょう

①江戸前鮨「吉野鮨本店」日本橋 銀座線・日本橋駅・高島屋口から徒歩1分  http://yoshinozushi.net/

一番好きな鮨屋です。いつも「にぎりずし¥2,000(税抜)」を注文します。ネタがサイドまで広がっており、シャリをくるんでいます。ネタの上にはツメが塗られています。ちょっとだけ醤油をつけ、口の中に入れると、シャリがハラリと崩れます。

鮪の赤身、中トロ、カンパチ、アナゴ、イカ、エビ、イクラ、タマゴそして巻物。

どれもいい仕事が施されています。卵がまたいいのです。白身魚のすり身が練り込まれています。この「にぎりずし」に、一品加えるのが、ワタクシ流のこだわりです。いまは7月、今回は「鯵」を加えました。右の写真の巻物の右にあるのが、「鯵」です。こうやって季節のものを一品加えると、季節感を味わうことができ、いつもの「にぎりすし」が、より豊かになります。いまは「鯵」が旬ですが、春には「煮ハマグリ」、冬には「平目のエンガワ」を加えます。8~9月の「コハダ」もいいですね。サクッと40分、至福の時間を過ごしました。

(別の日に行った記録)吉野鮨本店は、「トロを初めて出した店」です。「トロ」という呼び名は、吉野鮨の客「安藤さん」が名付けました。左の写真が「大トロ」です。食べました!!これまで食べた「大トロ」とまったく違いました。脂がさらっとしており、まったくしつこくありません。意外でした。脂は感じませんが、身はとても柔らかく、舌でも切ることができます。そして味が深いというか、旨みが濃いというか、贅沢な味でした。1貫¥1,000。6貫まとめると¥4,000。¥667/貫になります。

 

②江戸前鮨「繁乃鮨」日本橋室町 銀座線・三越前駅(A1出口)から徒歩3分  https://www.shigenozushi.tokyo/

老舗の小さな店が立ち並ぶ「むろまち小路」。その一番はずれに位置しています。昭和通に近く、風景がすこし寂しくなったところにあります。

ランチに席が予約ができるので、時間が読めて便利です。店の中は、大きなカウンター12席とテーブル席18席。贅沢にスペースを使って、ゆったりとしています。吉野鮨と比べると、半分以下の人口密度。高級なムードです。後悔しないように「上」¥2,200をチョイスしました。右の写真の鮨が出てきました。すこし小さ目で7貫と巻物。ウーム、芸術品でしたね。どれも美味しい。とくに「鯵」。そのほか、鮪も、烏賊も、鯛も、イクラも、玉も、みんな上品。吉野鮨とはまた別の贅沢を味わいました。

③江戸前鮨「蛇の市本店」日本橋室町 銀座線・三越前駅から徒歩2分  http://www.nihonbashi-tokyo.jp/enjoy/gourmet/201401/

日本橋の鮨屋の3店目の探検です。「吉野鮨」「繁乃鮨」そして、ここ「蛇の市本店」。明治22年開業。志賀直哉も贔屓にしていたという老舗です。

『特上ばらちらし』(左の写真)をいただきました。12種類の魚介類を楽しむことが出来ます。小さく切り取られた『宝物』を愛おしむようにして食べました。エビ、イカ、穴子、まぐろ、イクラ、コハダ、しめ鯖、うに、トリ貝、ホタテは確認できたように思えます。女性向きです。デザートのゴマプリンも美味しかったです。

付録)カフェ「ル カフェ ドゥ ジョエル・ロブション」日本橋高島屋2F 銀座線・日本橋駅直結  https://www.robuchon.jp/lecafe

親しい仲間との「午餐会」。一次会は、上記の「吉野鮨本店」でお鮨を食べ、感激のため息をついた後に、二次会で行ったのがこのカフェ「ロブション」です。日本橋高島屋の2Fにありますが、有閑&金持ちマダムが数多く訪れるため、いつの時間もほぼ満員です。運よく滑り込むことが出来ました。

ティータイムは、「ケーキセット¥1,404」と「デザートセット¥1,620があります。思い切って「ジョエル・ロブション風ミルフィーユ ~天使の髪をつむいで~」(左の写真:デザートセット)を選びました。細いパスタを油で揚げたサクサクの生地に、「マスカルボーネのクリームやフランボワーズを重ねて」います。サクサクの生地にクリームを乗っけて食べると、おいしいこと、この上ありません。とても幸せな気分になりました。さすが、ロブションです。「吉野鮨」→「ロブション」。Goldenコースです。

 

(M.S.)