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2019年6月臨時総会・例会(分科会年間報告、NTTアドバンステクノロジ シンポジウム講演)

ATIS臨時総会・第413回例会報告

2019年619日、キヤノン株式会社本社においてATIS臨時総会および第413回例会が行われました。

まず、臨時総会では新任2名を含む11名の次年度幹事選任の議案が、全会一致で承認されました。

続いて、例会において代表幹事代行から、会員の入退会状況、例会活動状況、第4回幹事会模様等の報告が行われました。引き続き、ATISの新ホームページに関する案内が総務幹事から行われ、その後、各分科会より年間活動報告、および質疑がそれぞれ行われました。

  1.  調査業務運営分科会では、紹介シート(会社概要、特許調査事業、特許調査の内訳、使用DB)を基に各社概要説明と質疑応答により、人材戦略、業務管理、調査業務におけるAI導入状況や影響を中心に集中討議されたと報告がありました。
  2.  調査技術分科会では、2018年度特許検索競技大会の問題を用いた検索演習や、外国調査、動向・分析調査、各社困りごとについて集中討議を行い、Tips集を整理・更新しました。また、調査業務運営分科会と合同で開催した特許庁との意見交換会についての報告がありました
  3.  知財分社経営分科会では、知財子会社の目指す姿/あるべき姿(人材確保、働き方改革対応、人事処遇)や、AIRPA等のIT利活用による業務効率化・高付加価値化について議論を深め、また、中国のAI審査や中国企業のクリアランス調査手法の情報収集を検討中と報告がありました。加えて、NICT隅田氏との機械翻訳についての意見交換会について報告されました。
  4.  コーポレートサポート分科会では、「働き方改革とその対応」を基調テーマとし、2回の講演会と、情報交換、意見交換を行いました。また、先進的なワークスタイルを実現しているオフィス見学の様子も報告されました。次年度は働き方改革に加えて、同一賃金・同一労働や雇用延長制度、テレワーク対応が議題になっていると報告されました。
  5.  特許情報研究分科会では、①担当会社による発表、② 特許庁等講師を招いた講演会、③ 合宿でのテーマ発表について紹介がありました。特に合宿では、”検索式の標準化とユーザから見た有料DBの付加価値”と”知財業務で必要となる情報の多様性”の2テーマについて、サービス提供側とユーザ側のそれぞれの視点で活発な議論がなされ、充実した合宿となったことが報告されました。
  6.  新興国の知財調査分科会では、インドのJETRO/特許庁/特許事務所の訪問報告、中国の特実同時出願の最近の状況や、インドネシア及びタイにおける公開公報の発行状況(各国特許庁と商用DBの収録の差)の詳細が報告されました。
  7.  特許マップ研究分科会では、マップの事例研究(過去事例から学ぶ)と分析実習(相互比較から学ぶ)を活動の柱とし、事例研究でユニークだったものや、架空の調査依頼を設定して複数のチームで異なる仮説に基づくマップを作成した分析実習結果が報告されました
  8.  その他、来年度の予定として、活動を再開する「若手による意見交換分科会」と、新設される「特許情報翻訳分科会(仮称)」の参加者募集要項について発表されました。

最後に、シンポジウムにおいて、NTTアドバンステクノロジ (株)の 岡崎 幸夫 様 (元IPESビジネスセンタ長)より、NTTグループの概要、沿革、中期経営戦略、知財活動等のご紹介、そしてNTTアドバンステクノロジ(株)の会社概要(沿革、事業概要等)、IPESビジネスセンタの事業、人材確保と育成、一体感のある職場づくりの事例等をご紹介頂き、その後、活発な質疑が行われました。