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第438回例会報告

第438回 ATIS例会報告
2021年10月20日(水)、日鉄総研本社 国際ビルよりリモート会議にて、38社・89名(リアル8名、リモート81名)の出席により第438回 ATIS例会を開催しました。当日行われた議事の中から、 (1) 株式会社日産オートモーティブテクノロジー 主管 富田 剛 氏によるシンポジウム、(2)パナソニックミュージアム 野 智樹 様によるバーチャル施設見学 「パナソニックミュージアム」についてご紹介いたします。

シンポジウムでは、日産自動車の概要、技術開発、知財活動、加えて、日産オートモーティブテクノロジーの知財サービスグループの活動などについて紹介がありました。日産自動車の知的財産部は特許戦略として質を重視しており、開発部隊と連携した特許網構築活動、活用のための特許網の見える化活動などを行っているとのことでした。また、外国特許出願の戦略や直接PCT出願の活用などの種々の施策についても紹介されました。日産オートモーティブテクノロジーは、日産グループ内における車両を開発するエンジニアリング会社であり、その中に知財サービスグループが存在しているとの説明がありました。知財サービスグループでは、国内/外国特許を管理されるとともに、外部の調査会社へ発注した特許調査の品質を如何にマネージされているか紹介されました。

次に、Web上で、「パナソニックミュージアム」の一部を動画で体験できるバーチャル施設見学がありました。「パナソニックミュージアム」は、創業者の松下幸之助の心を次の未来へ繋ぐべく建てられたもので、ものづくりイズム館と松下幸之助歴史館から成っています。ものづくりイズム館の動画では、創業以来の家電製品を核に、新しい暮らし・文化を創造し続けてきた歴代の数々の製品が一堂に展示されている様子を知ることができ、是非とも実際に訪れてみたいという気になりました。松下幸之助歴史館の動画では、松下幸之助の“道”を辿ることで、創業者の94年の生涯で幾多の苦難を乗り越える中に見出した行き方や考え方を知り、経営の神様と呼ばれるに至った松下幸之助の経営観や人生観を学ぶことができ、企業人にとって大変興味深い内容でした。
パナソニックミュージアムのホームページURLを下記に記載します。
https://www.panasonic.com/jp/corporate/history/panasonic-museum/facility.html