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第444回例会報告

2022年420()、日鉄総研本社 国際ビルよりリモート会議にて、42 92(リアル9名、リモート83)の出席により第444 ATIS例会を開催しました。当日行われた議事の中から、 (1) 古河テクノリサーチ株式会社 顧問 荒川 直也 様によるシンポジウム、(2)NTT武蔵野研究開発センターでのバーチャル施設見学についてご紹介いたします。

シンポジウムでは、古河電工の会社概要、古河テクノリサーチの会社概要と取り組み状況などについて紹介が有りました。古河電工は、メタル、フォトニクス、ポリマー、高周波などの技術を核として、情報通信やエネルギーインフラ、自動車部品、エレクトロニクスなどの分野において、多岐にわたる製品を展開しているとのことでした。古河テクノリサーチは古河電工グループで、古河電工の研究開発本部や研究所、知的財産部、また広報部とのつながりが深いそうです。今回は特に、特許調査・技術動向調査や特許管理などの業務を提供する「技術企画部」、様々なグラフィックデザイン、ウェブデザイン、マルチメディアデザインなどの業務を提供する「広報サービス部」のご紹介が有りました。古河電工グループの基本理念、経営理念、グループビジョンの御説明も有り、グループ全体の活動として、「対話」を重視しているそうです。リーダーシップに関するフルカワセブンなどの取り組みについてのご紹介も有りました。

 

次に、Webexを使った「NTT武蔵野展示ホール」のバーチャル見学が行われました。バーチャル見学には、92名の方に参加いただきました。

あらゆるものを「つなぐ」情報ネットワーク社会基盤の発展に貢献するNTT研究開発の成果の紹介で、特に最新のIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想に基づくユースケースや構成技術について紹介いただきました。IOWNの根幹となるオールフォトニクス・ネットワークの構成技術の説明はやや難解な面はありましたが、光通信技術や無線通信技術を用いた未来のモビリティ社会や農機自動走行、またデジタルツインコンピューティング技術を使った医療健康ビジョンといったユースケースは非常に興味深いものがありました。紹介後の質疑ではユースケースや技術に関するものだけでなく、これらの技術活用時の倫理面や法的側面に関するものもあり、様々な視点で多くの方が興味を持たれる内容でした。